重要な利用上の注意です。
必ずお読みの上、ご利用ください。
このサイトでは、田辺三菱製薬が販売する医療用医薬品を適正にご使用いただくために、医薬品に関わる基本的な情報を提供しております。その内容は、一般的なものであり、日本に居住されている方のためのものです。個別の病気の診断・治療など医師の診療に関わる内容につきましては、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。
ご利用条件はこちら患者さん向け資料
資料はPDFでご覧いただけます。
印刷してご使用の際は、その都度、ダウンロードしてご活用ください。
よくあるご質問(Q&A)
テネリアは、血糖値を調節するホルモンであるインクレチンを分解する酵素を阻害し、血糖値に応じてインスリン(血糖を下げる働き)の分泌を促進するなどして、血糖コントロールを改善する作用があります。
通常、2型糖尿病の治療に使用されます。
- 参考資料:
- 患者向医薬品ガイド
- くすりのしおり
- 管理番号:
- 17458
通常、1日1回、服用します。
医師や薬剤師の指示通りに、なるべく決まった時間に飲んでください。
- 参考資料:
- 患者向医薬品ガイド
- くすりのしおり
- 管理番号:
- 17459
コップ1杯程度の水またはぬるま湯で飲んでください。
・口の中で溶かして飲む薬です。舌の上で唾液を含ませ舌で軽くつぶして、唾液で飲み込みます。唾液だけでは飲み込めない場合はコップ1杯の水またはぬるま湯で飲み込んでください。
・寝たままの状態では水なしで飲まないでください。
OD(口腔内崩壊)錠とは、唾液や少量の水ですぐに崩れるよう設計された剤形のことです。
薬が口のなかで崩れる、または溶けることで飲むことができるため、飲み込みが苦手な人に適しています。水がなくても唾液だけで飲め*、職場や外出時でも手軽に飲むことができます。
*テネリアOD錠は、寝たままの状態では水なしで飲まないでください。
飲み忘れに気づいた時に1回分を飲んでください。
ただし、次に飲む時間が近い場合は、気づいた時点では飲まず、次に飲む時間になってから1回分を飲んでください。その際、絶対に2回分を一度に飲まないでください。
- 参考資料:
- 患者向医薬品ガイド
- くすりのしおり
- 管理番号:
- 17463
・直射日光と湿気を避けて、室温(1~30℃)で保管してください。
・子供の手の届かないところに保管してください。
- 参考資料:
- 患者向医薬品ガイド
- くすりのしおり
- 管理番号:
- 17464
テネリアの使用中に、他の薬を使用してもいいですか?
他の薬を一緒に使用することで、お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性があります。
テネリアには、飲み合わせで特に注意しなければならない薬があります。
テネリアが処方された時に、他に飲んでいる薬があれば、医師や薬剤師に伝えてください。
また、他の病院を受診するときや、薬局などで他の薬を購入する場合は、テネリアを使用中であることを、医師または薬剤師に伝えてください。
- 参考資料:
- 患者向医薬品ガイド
- くすりのしおり
- 電子化された添付文書
- 管理番号:
- 17465
テネリアを使用中に生活上で注意することはありますか?
・指示された食事療法や運動療法をきちんと守ってください。
・低血糖症状を起こすおそれがありますので、高所での作業や車の運転など危険を伴う機械の操作には注意してください。
・低血糖症状が起こった時には十分量の糖分(砂糖、ブドウ糖、清涼飲料水など)をとるようにしてください。α-グルコシダーゼ阻害剤(糖分の吸収を遅らせる薬)と同時に服用中の方は、低血糖症状が起こった時にはブドウ糖をとるようにしてください。
テネリアを使用できない人は下記のとおりです。
これらに当てはまる人は、医師または薬剤師に伝えてください。
・過去にテネリアに含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人
・重いケトーシス状態(悪心、甘酸っぱいにおいの息、深く大きい呼吸)の人、糖尿病性の昏睡状態の人、糖尿病性の昏睡状態になりそうな人、1 型糖尿病の人
・重い感染症にかかっている人、手術をした人、または手術の予定がある人、大きな怪我をしている人
- 参考資料:
- 患者向医薬品ガイド
- 電子化された添付文書
- 管理番号:
- 17467
テネリアを使用するにあたって、注意が必要な人は下記のとおりです。
これらに当てはまる人は、医師または薬剤師に伝えてください。
・重い心不全の人
・低血糖をおこすおそれのある以下の人
- 脳下垂体機能に異常のある人、副腎機能に異常のある人
- 栄養状態の悪い人、飢餓(きが)状態の人、食事が不規則な人、食事が十分に摂れていない人、衰弱している人
- 激しい筋肉運動をしている人
- 飲酒量が多い人
・過去に腹部の手術をした人、腸閉塞になったことのある人
・QT延長(心電図の異常)をおこすおそれのある以下の人
- 重い徐脈などの不整脈がある人、または過去に重い不整脈と診断されたことがある人
- うっ血性心不全などの心疾患のある人
- 低カリウム血症の人
・高度の肝機能障害がある人
・妊婦または妊娠している可能性のある人
・授乳中の人
・高齢の人
- 参考資料:
- 患者向医薬品ガイド
- 電子化された添付文書
- 管理番号:
- 17468
腎臓の働きがよくないのですが、テネリアを使用できますか?
腎臓の働き(腎機能*)が低下している人もテネリアを使用できます。
* 腎臓の働きを知る指標には血清クレアチニン値などがあり、一般的な健康診断の血液検査項目に入っています。
- 参考資料:
- 患者向医薬品ガイド
- 電子化された添付文書
- 管理番号:
- 17469
妊婦または妊娠している可能性がある人は、注意が必要です。
医師または薬剤師に相談してください。
- 参考資料:
- 患者向医薬品ガイド
- くすりのしおり
- 電子化された添付文書
- 管理番号:
- 17470
テネリアの使用中は、どのような症状に気をつけたらいいですか?(副作用)
特に注意が必要な副作用は以下のとおりです。
それぞれの副作用ごとに記載された主な自覚症状のうち、いくつかの症状が同じような時期にあらわれた場合は、特に注意が必要な副作用のおそれがあるため、早めに気づいて対処することが大切です。
異常を感じたら、すぐに医師または薬剤師に連絡してください。
なお、これら以外でも気になる症状があらわれた場合は、医師または薬剤師に相談してください。
副作用の起こる部位・領域 | 特に注意が必要な副作用 | 主な自覚症状 |
代謝・内分泌 | 低血糖 (ていけっとう) | お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下 など |
消化器 | 腸閉塞 (ちょうへいそく) | 便やおならが出にくい、吐き気、嘔吐(おうと)、お腹が張る、腹痛 など |
急性膵炎 (きゅうせいすいえん) | 吐き気、嘔吐(おうと)、激しい上腹部の痛み、背中の痛み、お腹にあざができる、お腹が張る など |
肝臓 | 肝機能障害 (かんきのうしょうがい) | 疲れやすい、体がだるい、力が入らない、吐き気、食欲不振 など |
呼吸器 | 間質性肺炎 (かんしつせいはいえん) | 咳、息切れ、息苦しい、発熱 など |
皮膚 | 類天疱瘡 (るいてんぽうそう) | 全身の皮膚に少し押した程度では破れない大小の水ぶくれ(水疱)が多発する、じんま疹の様な痒くて赤い発疹をともなうことがある、ごくまれに粘膜が癒着することがある など |
注) これらの副作用はすべてを記載したものではありません。
くすりのしおり
※「くすりの適正使用協議会」のサイトにリンクします
患者さん向け医薬品ガイド
※「独立行政法人医薬品医療機器総合機構」のサイトにリンクします